ここへは、仕事帰りに職場の部下と共に来ることが多く、「ぶちの方」「ちびの方」と
二人で区別していたことから、自然に呼び名がこうなった。
彼等の喧嘩っぷりがとても面白く、「トム」「ジェリー」という命名も考えていたのだが、
当たり前過ぎだなあ。。などと戸惑っているうちに、単なる見たまんまの名前になってしまったのは何故だ?
ぶちと異なり、直ぐにねこパンチが飛んで来る、ちびの扱いに困っていた私は、
ちびの写真も次いでに撮っている、という感じだったが、
ある時、ちびの目の前に、指をただじっと差し出してさえいれば、
いつまでも機嫌良くじゃれついて来る事に気付いた。そうすると、撫でても怒らない。。
実は”一緒に遊ぶ”には、兄よりも遥かに扱いが楽な相手であったのだった。
”猫”という動物的な、一色単なイメージは、彼等を見てる中でどんどん塗替えられていった。
出勤時に写真を撮って、退勤時に遊ぶという、彼等との付き合いは、
私の生活の中ですっかり定着、日常化していった。