ちびに近付くと、必ず横にくっついて出て来るのが、白黒ぶちの、兄であった。
髭面で怖そうな猫だと、最初はビビっていたのだが、
その仏頂面とは異なり、かん高い声で鳴く彼は、とても温和で親人間的な所のある猫であった。
また、気が弱く非常に慎重な所があり、他の猫に対しても攻撃的な態度を取ることは まず無い。
彼は人の心が読めるかのように、カメラの前でポーズをしたり、お腹を見せるなどして
サービス心に溢れ、私の主要被写体は、直ぐにこの兄の方に入れ替わった(笑)。
ぶちに比べると、ちびを撮った枚数は、半分以下だと思う。。
撮影時、ちびは、常にぶちの後ろで、地味な存在でいたが、
こちらが純粋に遊んでいて、モノを投げたりすると、即反応するのは、ちびであった。