2拍3日の北海道・・旅行から戻った私が彼等に会いに行くと、
ちびの後に小さいのが1匹着いてきた。相変わらず汚い顔・・。
翌日以降、ちびは子どもたちを連れてくる素振りを見せるが、会えない。
「もしや、誰かに拾われてったのだろうか?」
ちびには気の毒だが、それはそれで・・なんて思いながらも、
諦めきれず、私もそこら中を探したりした。
そして再会したとき、ちびの子は既に無残な死骸となっていた。
この隣のブロックにもうひとり、同じ死に方をしていた。
全く気がつかなかった。
巣の中で1ヶ月半、外の世界に出て3日足らずでその命は終止符を打った。
追記・・北海道に行く前のあの夜、ちびは何を思って私にお披露目しに来たのか・・
もしも旅行中に起きたことだとしたら、私が車を置いて帰りさえすれば、子供たちは安全だったのではないか・・
その事を思うと今でも自分の行動が悔やまれてならない。
結局このことがトラウマとなって、2年後の秋、
九州旅行へ行く前の日、私は久美子という猫の息子(篤郎)を、衝動的に連れて帰ったのである。