「ちびに見つけられないものが、自分に見つけられる筈がない」と思い始めたころ、 あの惨劇・・・。
ちびの後を着いてきたのが、ひとりだけだった理由がわかった。 どうしようもない。 私が思ったのは、残されたひとりがどうなったか?ということだけだった。 あの惨劇を見た誰かが、本当に里子にもらっていったのかもしれない。
半ば諦めかけていた雨の日曜日、この子に会えた。