久美子の子に、初めて外で会ったとき、・・既に旅立った後であった。
こういう時でも、ねこは真っ直ぐに歩いて行く。 何を惜しむこともなく・・誰を怨むこともなく・・
そして夢でも見ていたかのように、あっさりと日常に戻っていく。 「そば」を失った「ちび」も、そうだった。