子育て中、そして夏の間痩せ細っていた体も、本来の体系と艶を取り戻してきた。
今にしてみれば・・一旦保護した子猫を元の野良に戻すなどといった、
中途半端な事をしていなければ、そばは今日でも健在である。
医者も私のその方針には、とても不愉快な顔を見せていた。
たしかに今でも悔いは残っているのである。
私がただ思っていたのは、その時点では、ちびもそばも互いを強く求めあっていたし、
その前に2匹を一度に失ったちびに、より母の幸せを感じて欲しい。
少なくともそういう権利はあるという事だった。(今ではまた考え方も違うかもしれない)
そして何より野良猫が好きだったし、それが彼等本来の姿に思っていた。